モンゴル国の民事法、不動産担保法の一部規定が憲法に違反しているという判断をモンゴル国憲法審議会が出した。これを受けて、モンゴル銀行協会は、2015年12月10日、これらの法律の規定が国会で審議・改正・施行されるまで、年利8%住宅ローンの融資を一時停止することになったことを報じた。
経済低迷により不動産価格が下落している中、物件を安く買いたい市民、他方で市民の購買力低下を理由にローン審査を厳しくする金融機関の間の犇きが続いている。
このような現状の下、憲法の規定に違反する上記の法律の改正を至急に解決しないと、経済低迷の影響を著しく受けている建築分野、不動産業界の厳しい現状を一層悪化させるおそれがある。
市民やその他関係機関のできることは、モンゴル国会の審議や決定を待つのみだ。
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