モンゴル国金融分野の95%を銀行セクターが占めている。金融分野の国内総生産は、2012年に2770億MNTであったが、次の年の2013年には3535億MNTに達し、27.6%も増加している。
銀行セクターの総資産は国内総生産の85%を占めている。モンゴルの銀行は総資産が国際銀行と比べると小さいが、モンゴルの銀行セクターは過去20年間で一番発展したセクターである。国際市場に社債を出している商業銀行もあり、国際市場に導入されている銀行商品・サービスは全てモンゴルの銀行で導入されている。
2015年初期現在、モンゴルでは計13の銀行(モンゴルにおける銀行一覧を参照)、1409の支店が営業している。預金口座保有人数は250万人で、債務者数69万3900人である。
モンゴルにおける銀行一覧
- 商業開発銀行 /URL: http://www.tdbm.mn/
- ハーン銀行 /URL: https://www.khanbank.com
- ゴロムト銀行 /URL: http://www.golomtbank.com/
- 国家銀行 /URL: https://www.statebank.mn/w/mn/
- ハス銀行/URL: http://www.xacbank.mn/
- ウランバートル市銀行 /URL: http://www.ubcbank.mn/index.php
- カピタル銀行 /URL: https://capitalbank.mn/
- カピトロン銀行 /URL: http://www.capitronbank.mn/
- アリグ銀行 /URL: https://www.arigbank.mn/mn/index.html#/Home
- チンギス・ハーン銀行 /URL: http://www.ckbank.mn/
11.国立投資銀行 /URL: https://www.nibank.mn/
- クレジット銀行 /URL: http://www.creditbank.mn/
- 交通開発銀行 /URL: http://www.transbank.mn/
うち、商業開発銀行、ハーン銀行、ゴロムト銀行、国家銀行、ハス銀行、ウランバートル市銀行,
カピタル銀行はモンゴル銀行市場で有力なトップ7銀行である。モンゴルの金融分野は外国直接投資の1.4%を占めている(図‐1)。
図‐1 金融分野の外国直接投資に占める割合
モンゴルの銀行セクターは、近年外国投資家から大変注目されており、今現在、モンゴルでは外国銀行駐在員事務所が数個存在する(下記リストをご参照ください)。
- EBRDモンゴル駐在員事務所
- KFB開発銀行モンゴル駐在員事務所、2013年設立
- ”STANDARD CHARTED”銀行モンゴル駐在員事務所、2011年設立
- “ING銀行モンゴル駐在員事務所、2008年設立
- 三井住友銀行モンゴル駐在員事務所、2013 年設立
- 株式会社三菱東京UFJ銀行 ウランバートル駐在員事務所、2013年設立
- 中国国立銀行モンゴル駐在員事務所、2012年設立
金融分野におけるモンゴル国法人の総株式の33%以上を外国国家法人が取得する場合は、所轄権限ある行政機関から許可を取らなければならない(モンゴル国投資法、2013年改正)。
参考元: モンゴル国投資局データ