モンゴル基本情報

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正式国名 モンゴル国(Mongolia)
面積 1,566,500km2 (日本の面積の約4倍)
総人口 3,050,007人
首都 ウランバートル(1,314,486人)
国旗 赤は繁栄を表す火を、青は平和と永遠を表す青空を意味する。左側の黄色い模様はソヨンボと呼ばれ国家を象徴し、上から炎、太陽、月、上下の逆三角形が槍、長方形が正直さを表す。その間に繁栄と警戒を示す魚、左右は城塞である。
言語 モンゴル語(国家公用語)、カザフ語。表記はキリル文字(ロシアンアルファベット)だが、民主化以降、縦書きの伝統的なモンゴル文字の教育も行っている。英語や日本語など外国語教育も盛んである。社会主義時代に教育を受けた世代に一番通じる外国語はロシア語。
通貨 通貨単位はトゥグルク(TgまたはMNT)。首都の銀行やホテルなどでは日本円からの両替も可能だが、地方では基本的にUSドルのみ両替可能。小額のTgの再両替は不可能。モンゴル通貨の国外持ち出しは高額でない限り可能。
政体 大統領制、議会制民主主義(一院、複数政党制)
大統領 ツァヒアギーン・エルベグドルジ大統領
首相 ジャルガルトルガ・エルデネバト首相
民族 ハルハ族、カザフ族、ブリヤート族などモンゴル系少数民族
宗教 チベット仏教が浸透している。バヤンウルギーなど西部のカザフ系住民はイスラム教信者。シャーマニズムを信仰する人も多い。
地理 モンゴルは、東西に2,392km、南北に1,259kmの国土を持ち、日本の約4倍の大きさがある。北はロシア、南は中国に接している。中央部から東部にかけて草原が多く 南部や西部は砂漠地帯、北部は森林地帯になっている。 西部にはモンゴルアルタイ山脈が伸びており、 3,000m、4,000m級の山々がそびえる。海には接していないが、山・湖・川・大草原と自然豊かな国である。
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識字率 98%
海抜 1,351m(ウランバートル)
平均寿命 男性65歳、女性72歳
日本との時差 日本との時差はウランバー卜ルでマイナス1時間。西部3県(バヤンウルギ一・ホブド・オブス)のみ、ウランバートルよりさらにマイナス1時間の時差がある。※サマータイム導入期間は時差なし。
所要時間 [成田]⇔[ウランバートル]4時間30分~5時間 

モンゴルのビジネス情報

主要産業 鉱業、牧畜業、流通業、軽工業
実質GDP 118億ドル(2015年現在、モンゴル国家統計局)
一人あたりGDP 3,944ドル(2015年現在、世界銀行)
インフレ率 1.6%(2016年6月現在、NSO)
経済成長率 3.1%(2016年第1四半期現在)
平均月収 844,000MNT / 49,600円 (2015年現在、NSO)
失業率 11.6%(2016年第1四半期現在、NSO)
外貨準備高 14億4,190万ドル(2016年5月現在、モンゴル銀行)
登録企業数

12万6,560社

※内実際に稼働している企業数:6万4,301社

ビジネスアワー

UB市組織:8:00~17:00 (休憩 12:00~13:00)

官庁:8:00~17:00 (休憩 12:00~13:00)

銀行:9:00~18:00 (休憩なし)

商店:およそ9:00~20:00

主要貿易相手国

輸出:中国、ロシア、カナダ、イタリア、韓国

輸入:中国、ロシア、アメリカ、日本、韓国

主要輸出品目 鉱物資源(石炭、銅精鉱、蛍石)、原油、牧畜産品(カシミア、皮革)
主要輸入品目 石油燃料、自動車、機械設備類、日用雑貨、医薬品
在留邦人 439名(外務省海外在留邦人数調査統計:平成 27年要約版)
モンゴルの魅力

①急速な経済成長

②競合他社が少なく、中小企業が進出しやすい環境

③巨大市場へのアクセス(ロシア、中国と隣接)

④日本の品質、技術力、マネジメントを必要としている

⑤日本の成熟企業がモンゴルでは成長企業

⑥日本を理解し、日本語を話す人材が豊富

⑦若い年齢構成

ビジネスの注意点

①モンゴルの法律は変わりやすいので、常に監視を怠らないことが肝要

②パートナー選びは慎重に

③お金の管理をしっかりとおさえておくことが重要

④日本人の管理者をおくことが重要

⑤モンゴル人のスタッフやパートナーの助言に乗せられ過ぎない

⑥モンゴルの商習慣をある程度理解し、独自に判断を行う

モンゴル人の特性

①勤勉で学習能力が高い

②女性はバックオフィスで力を発揮し、男性は交渉事で力を発揮する

③トップの決断は非常に早い

④物怖じせず自らの考えをはっきり伝える

⑤親日家が多い

⑥学習能力が高い

⑦新しいものや海外の情報に対する好奇心が強く、いち早く取り入れ吸収する

⑧ハングリー精神があり、これ!と決心した目標・夢には物凄い情熱を持って突き進む

⑨愛国心が強い

⑩家族や目上の人を敬う

⑪何事もギリギリにならないと動かず、物事を簡単に解決しようとする

⑫時間感覚が曖昧であり、ずれやすい

⑬実務担当者と経営者の間での意思疎通が低い

⑭チームプレーより個人プレー

⑮プライドが高く見栄っ張りで、見た目を強く気にする

モンゴルの生活情報

電話

①モンゴル→日本へのかけ方

00(国際電話識別番号) + 81(日本の国番号) + 電話番号(市外局番と携帯電話の最初の0を除いた番号。3または90) + 相手先の電話番号

例:03-7777-7777にかける場合、00-81-3-7777-7777となる。

②日本→モンゴルへのかけ方

(国際電話会社の識別番号)

001(KDDI)、0033(NTTコミュニケーションズ)、0061(ソフトバンクテレコム)※「マイライン」の国際区分に登録している場合は不要です。

010(国際電話認識番号)

976(モンゴルの国番号)

市外局番の最初の0を除いた電話番号

モンゴルは、固定回線などのインフラが未整備なまま携帯電話が普及したため、経済成長のわりに携帯電話の普及率が高い(105%)。家庭の電話が携帯電話であることも多い。

近年は通話エリアが拡大し、モンゴルのほぼ全域で利用できる。

モンゴルにはモビコム、スカイテル、ユニテル、Gモバイル、Fゾーンの5つの携帯キャリア会社があり、最大手のモビコムは、携帯電話のレンタルサービスも行なっている。

交通

(1)一般事情

市内の交通機関としては、バス、トロリーバス、タクシーがある。バスとトロリーバスは一律400トゥグルグ(Tg)で、朝7:00から22:00過ぎまで運行している。 タクシーは走行メーター制で、1kmあたり700Tgであるが、ホテルからタクシーを呼ぶと1km分追加される。白タクはタクシーとほぼ同じ値段であるが、タクシーより安い場合もある。

市外へは鉄道、長距離バス、国内航空などの公共交通を利用する。鉄道は、中国、ロシアへ続く南北に1本、途中分岐してエルデネット市へ走っている。国内航空便は、数県のアイマク(県)の中心まで週1~2便飛んでいる。

(2)空港から市内への移動

チンギスハーン国際空港から市内までの距離は30km。バスとタクシーがある。タクシーを利用する場合はモンゴル語のみとなるので注意。

(3)自家用車を利用する場合

・道路通行は日本と逆で、右側通行である。

・悪路が多いため、パンクの修理セットは常に携行する。

・交通規則は人間優先に改正されたものの、まだ車両優先の傾向が強く、交通規則の違反が多い。

・路面に凹凸や穴がある。冬は路面が凍結して滑りやすくなる。

・運転ルールを守らない運転手が多いので細心の注意が必要。

(4)レンタカーなどを利用する場合

モンゴルでは最近、運転手付きを条件にレンタカーサービスを始めた会社も出てきている。

換金 銀行または市内数カ所にある換金所で換金できる。換金手数料はない。現金を持っていけば換金できる。円、米ドル、ルーブル、元、ウォン、ユーロなどの換金が可能。但し、換金所によって多少レートの相違があるのと、小額紙幣での両替の場合はレートが悪い場合が多い。
インターネット環境 ウランバートル市内では、ほとんどの店舗・ホテルがWi-Fiサービスを提供している。
祝祭日

1月1日:新年

2月中旬:ツァガーンサル(旧正月)。3日間は休日となる。日程は毎年変わる。

3月8日:女性の日

6月1日:子どもと母の日

7月11日:革命記念日。この日から3日間ナーダム祭が開催

11月26日:建国記念日(独立記念日)

12月12日:憲法記念日

タバコ バーやレストラン、事務所、ホテル・ロビー、公園、バス、学校等における喫煙が禁止。学校の周りの店、バー、デパートでのタバコの販売も禁止。
お酒 モンゴルで最もよく飲まれているのは、モンゴルウォッカ。モンゴルのウォッカは、アルコール度数40%前後。ストレー卜で一気に飲むスタイルなので、酔いつぶれないように注意したい。夏季には馬乳酒もよく飲まれている。ビールもよく飲まれている。チンギスビールなどの銘柄がある。口当たりが良く、軽くて飲みやすいため、お土産に買って帰る人も多い。夏の夕方には店外テラスで生ビールを楽しむ ビアガーデンが街の随所に見られ夏の風物となっている。
モンゴル料理 モンゴル料理は基本的に肉料理が中心。肉料理には羊肉が使われることが多く、他に山羊や牛、豚、馬、ラクダなども食べられている。主食としては米や小麦が食べられるが、肉が主食並みの量を占めることも多い。代表的な料理には、お正月によく食べるボーズといわれる蒸し餃子、小籠包のような料理。そして揚げ餃子のようなホーショールが挙げられる。どちらにも羊肉が入っている。他にもピロシキや マントウ、ゴリヤシ、野菜スープなどが一般的な食事である。また、モンゴル料理にはスーティツァイと呼ばれるモンゴルの伝統的な薄塩味のミルクティーが合う。お祝い事やおもてなしの際に出すのが、ホルホグという料理。羊肉とジヤガイモ、タマネギ、ニンジンなどの野菜に、焼いた石を一緒に入れて蒸し焼きにする。モンゴルの食文化で忘れてならないのが乳製品。モンゴルでは「5種類の家畜」と呼ばれる、ウシ、ウマ、ラクダ、ヒツジ、ヤギ、ヤクから搾られた乳が使われる。多くの乳製品があるが、代表的な料理にはクリーム状のウルムや、固形状のアーロールがある。
飲食店 ウランバートルには数多くのレストランやバーがある。日本料理をはじめとした世界中の料理が楽しめる。一方、地方都市ではモンゴル料理以外のレ卜ランはわずかである。日本料理店も数店ある。在住日本人がよく利用する「サクラベーカリー」、日本人料理長がいるケンピンスキーホテルの「SAKURA」、Totoya Diningなど充実している。モンゴル料理店は至る所にあり、MODERN NOMADSなど外国人も好む人気店が数多くある。外国人も相手にするお店では、メニューに英語併記や、英語が通じるので安心できる。VISAやMasterなどクレジットカードの利用もできる。
チップ 一般的にチップの習慣はない。高級店での飲食費やホテル宿泊費などにはあらかじめサービス料が付加されている。
マナー モンゴルでは、軍事施設や火力発電所、駅構内および駅付近での写真撮影はテロ予防の観点から禁止となっている。人物の写真を撮るときも、断りを入れてから撮影するのがマナー。ほかにも、人の肩をたたかない、人の帽子をかぶらない、ものを受け渡すときは右手で受け取る、他人の頭に触らない、人を人差し指で指さない等のマナーがある。また、人の足を踏んだり触れたりしたらその人と握手をする。これは、後々その人と敵対しないためのおまじないとされている。