モンゴル政府はモンゴル国小売市場の拡大、国内生産者の売り上げアップのための手段は輸出の拡大と見ている。そのため輸出支援に向けた各種施策を講じている。
先日この件で一足先進んだ協議が行われた。それはモンゴル商工会議所とスカイトレーディング有限会社の間で韓国への輸出支援案件で協力覚書に署名がなされたことである。具体的には、韓国の大手スーパーマーケットE-mart(イーマート)を通してモンゴル国産品を韓国市場に出すというものである。
E-martのモンゴル市場進出は去年から決まっていた。イーマートは1993年に第1号店を開店した韓国大手スーパーマーケットで、韓国国内に160以上もの店舗をもっている。モンゴル市場で手を組むのはモンゴルの大手企業アルタイ・ホールディングの子会社スカイトレーディング有限会社だ。イーマートビルの建設は今年の夏の開店に向け急ピッチで進められている。
E-martのモンゴル市場進出と共に、モンゴル企業にはもう一つの機会がもたらされた。スカイトレーディング有限会社はE-martチェーン店をモンゴルで開店するほか、モンゴル国産品を韓国にある160のE-martチェーン店で販売するというのである。
近いうち、E-martのバイヤー達がモンゴルを訪れ、韓国への輸出に興味をもつモンゴルの企業とビジネスミーティングを行い、その製品を吟味するという。同ビジネスミーティングはモンゴル商工会議所とスカイトレーディング有限会社が主催することになっている。
情報元: モンゴル商工会議所広報室
Written by: Nasa
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