先日、アジア開発銀行が発表した報告書「アジア経済見通し2017年」によると、アジア途上国は外需や国際的な一次産品価格の上昇、各国国内改革の影響を受け、アジアのほとんどの国の経済が回復するとしている。2017年と2018年のアジア太平洋地域国内総生産の成長率は昨年の5.8%より若干減速の5.7%と予測されている。
中央アジア諸国については、一次産品価格の上昇と輸出の増加により、経済成長率は2017年に3.1%、2018年に3.5%に達するとしている。
うち、モンゴル経済は鉱山分野における大型投資増大の結果、2017年には2.5%成長する見込みである。モンゴル経済回復の主要要因は、国際的な一次産品価格の回復、国際通貨基金やその他ドナー機関の計画実施の決定、オユ・トルゴイ鉱山の第2フェーズの投資10億ドルの流入とされており、結果財政や国際収支が黒字へ転換するというプラス予想が出ている。
但し、物価高騰が続くとされており、インフレは2017年に3.5%、2018年には3.9%まで上がる見込みである。物価上昇の主要要因は7月に予定される特別税増税によるガソリン価格の上昇とされている。
情報元: ブルームバーグTVモンゴル
Written by: Nasa
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