今日、「金融市場開発」フォーラムがモンゴルの首都ウランバートル市の中心部にある政府庁舎で開かれた。
フォーラムでは、「モンゴル国長期発展や金融市場開発戦略」というメインテーマを下に協議が進められた。
モンゴル国金融市場開発戦略としては、金融市場開発10年間計画に関する文書が策定済みであり、同文書では、下記の4分野の開発方針が目的として掲げられている。
1. 金融市場の国内総生産に占める比重を今の2倍の10%に引き上げること
2. 金融市場のバランス化
モンゴル金融市場は銀行セクターに一極集中しており、具体的には金融市場総資産の95%を銀行セクターの資産が占めてい る具合である。金融市場のバランス化の確保が必須とされている。
3. 金融市場の高コストの引き下げ
金融市場の高コストの主要要因は預金利子の高さである。預金利子の低下策は、モンゴル金融市場の国際化である。市場を開放し、新しい投資の入り口を作ることが必須とされている。
4. 東北アジア金融センターの構築
金融市場の国際化が国際的に進んでいる今、金融分野の一国独自での開発は持続性がないとされている。このことから、モンゴルの金融分野の国際化も必然的になっている。このことから、10年後に東北アジア金融センターをモンゴルで構築する構想が打ち出された。
Written by: Monbiz.【モンビズ】- モンゴルビジネス情報発信サイト