広大な国土と豊富な地下資源を持つモンゴルは農業や鉱業の国というイメージが強いが、そんなモンゴルでも情熱に任せて物造りに専念している人の手によって新しい製品や新しい技術が生まれつつある。その一つはモンゴル初の電気自動車だ。
今日の自動車業界はガソリン車生産から電気自動車生産にシフトしつつある。このような流れの中、モンゴルでも1人の男が電気自動車使用モチベーションをモンゴル人に生むために日々奮闘している。その名はモンゴル産業分野の優秀労働者のデ・ジャルガルサイハン氏だ。
製作した車のマークはJ-800 EV-2。電気で動く自動車だ。その性能はフル充電で100キロの距離を走行できる。42V電源を使用しており、座席の下に4つの電池が搭載されている。電気モーター出力は3.5kW。充電に要する時間は12時間。
この車は彼の初の試みで、生産コストに1,100万トゥグルグ(日本円ではおよそ55万円)要したという。予約の場合、これより安くできるという。保証は1年、5年間のアフターフォロー付き。
彼の目標は電気自動車の初モデルをモンゴルで確立し、新技術を導入することという。初のモデルができてから、テスト運転が様々な面でなされている。100キロ当たりのランニングコストは夜間電気料金では1,000-2,000トゥグルグ(日本円にすると50-100円)だという。これは普通のガソリン自動車と比べると8-10倍安いことになる。
彼が率いるチームの今後の目標は5人乗りの電気タクシーの生産という。近い将来、モンゴル産電気タクシーがUB市内を走り回っている姿は想像に難くない。
情報元: www.gogo.mn
Written by: Nasa
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