モンゴル閣僚定時会議でカシミア加工会社に対して運転資金として1000億MNTのローンを付与することが決定され、カシミア製品の輸出の増加を図る措置が施行されている。
カシミア加工会社に対する運転資金の付与により、現にある3000トンのカシミアに加え、1670トンのローカシミアの調達が可能になる。追加調達したカシミアでは年間864トンの整毛を加工し、輸出することが可能になる。この整毛の輸出により、7750万米ドル(1540億MNT)に匹敵する輸出、540億MNTの追加利益が可能になるという計算が出ている。
ローカシミアを100%国内で加工し、最終製品を生産するという政府の目標を達成するには、年間約3000億MNTの低金利ローンが必要になる。
今現在、モンゴルのカシミア加工分野では130の中小企業が事業を行っており、計7000億MNTに匹敵する生産を行い、6000億MNTに匹敵する製品を輸出している。しかし、加工カシミアの約85%を洗毛あるいは整毛しただけの付加価値がついていない製品が占めている。カシミアを国内で完全に加工すれば、2万億MNTに匹敵する生産が可能になるという。
出所: http://mongolianeconomy.mn