世界経済フォーラムが主催する夏季ダボス会議が9日、中国の大連で開幕した。今回の会議には約90カ国から約1700人が参加した。モンゴルからはサイハンビレグ首相が出席。
同フォーラムの際、サイハンビレグ首相は世界経済界の重鎮等と面会を重ねた。世界経済フォーラムの創設者・会長クラウス・シュワブ教授との会談ではモンゴル首相は経済発展の研究、経済発展モデルの構築にはダボス会議が大きな役割を持っていることを強調した。インドの「ヒンドゥジャ」グループの西欧地域部長Mr. Prakash L. Hindujaとの会談では、インドとモンゴル両国の今後のビジネス関係について話し合った。また、モンゴルでエネルギー関連プロジェクトを実施している「Power China」, SenkoⅢ社の幹部等と対談した。
サイハンビレグ首相はダボス会議「近代のシルクロード」討論会でパネリストとしても参加。「モンゴルは昔自分のシルクロードを持っていた。それは「草原のロード」呼ばれていた。モンゴルは内陸国家であるため、シルクロード構想についての三カ国のイニシアチブを支援している。今年7月にロシアのウファ市で行われた3カ国(中国・ロシア・モンゴル)会議で、モンゴル草原ロード・中国シルクロード経済区域のイニシアチブをユーラジア経済連合と調和させることについて話し合ったことを強調した。
アジアとヨーロッパを繋ぐ一番の近道はモンゴルの「草原のロード」である。ロシアと中国を結ぶ鉄道、幹線道路、天然ガス・石油パイプラインをモンゴルの領土を通して構築するなど、地域インフラ開発にはモンゴルが重要な役割を果たすことができる旨を述べた。
サイハンビレグ首相は最後に中国のССТV「ダイオログ」番組のインタビューを受けた。
出所: www.news.mn