2015年1‐11月のモンゴルの総輸入額は計34億ドルとなっている。
これは前年同期比27.7%の低下であり、結果、モンゴルの貿易収支は黒字へ転換している。総輸入額の大幅な低下は、経済低迷による消費の低下やモンゴル経済の縮小に関係している。
輸入額の内訳を見ると、38%は投資製品、29%は消費製品、19%は石油製品が占めている。輸入品の多くを占める投資製品でも前年同期比32%(6億4,000万トゥグルグ)も低下し、13億ドルとなっている。
次に、消費製品の輸入は20%、石油製品のそれは38%低下している。消費製品の輸入は2014年6月以降15ヶ月連続の低下となっている。石油製品の38%減は、輸入量の減少によるものではなく、世界的な石油価格下落によるものである。具体的には、石油の価格は2015年8月以降減少しつづけ、11月時点で1トン568.5ドルとなっている。
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