モンゴル国大蔵省と各国際機関は、2015年のモンゴル国経済成長率の予測を改め、予測成長率を下げた発表をしている。
モンゴル国家予算案には、2015年のモンゴル経済成長率が3.1%、2016年のそれは4.1%と予測されている。
対して、2015年のモンゴル国内総生産の成長率の予測は、国際通貨基金が3.5%、アジア開発銀行は2.3%と発表している。世界銀行は前の予測を若干下げ、3.3%との予測を発表。
2016年にはモンゴルの経済が回復すると見込まれている。2016年のモンゴル国経済成長率は、国際通貨基金の予測では3.6%、世界銀行の予測では4.1%である。アジア開発銀行は3%と予測。
経済成長のこのポジティブな予測は、モンゴル最大のオユ・トルゴイ鉱山の開発に関係している。
オユ・トルゴイ鉱山で開発される銅、金濃縮生産の増加が中国経済低迷による悪影響を緩和し、モンゴル産業分野の成長の維持にプラスに作用すると見ている。また、オユ・トルゴイ地下鉱山の建設工事が2016年半ばから開始されるため、2016年の国内総生産の成長率はアップすると見込まれている。
出所: bloombergtvmongolia.com