モンゴルのエルベグドルジ大統領が中国の習近平国家主席の招待で、今月9日~11日に中国を公式訪問した。
訪問の際、両首脳は包括的な戦略パートナーシップの強化に関する宣言を発表した。
宣言は、政治関係、経済・貿易関係、エコ、教育、文化、医療やスポーツ分野における関係、地域・国際分野における協力といった、4つの分野を含む内容となった。
宣言では、モンゴル国が提唱する「ステップの道」と中国が提唱する「地域と道路」という発展戦略の融合化は、双方の関係強化に新しい機会を生むということを双方が表明した。
訪問では下記の主要問題で協議が進められた。
2014年に発表した「モンゴルと中国の貿易・経済関係発展の中期計画」の枠組みの下、両国は貿易・経済分野における協力の強化、貿易構造の改善、投資増加などの面で緊密に提携し、さらに両国の貿易額を2020年に100億ドルに引き上げる目的を達成する必要があることについて協議した。
また、モンゴル国の領土を通して中国・ヨーロッパを結んだ運輸網を構築する、などの多義に渡る案件や事項が協議された。
今回のエルベグドルジ大統領の中国訪問は両国の包括的戦略パートナーシップを強化する上で有意義な訪問となったことに両首脳が合意した。エルベグドルジ大統領の中国訪問はこうして成功裏に終った。
Written by: Monbiz.【モンビズ】- モンゴルビジネス情報発信サイト