中央アジア地域経済協力プログラム(CAREC)の第14回会議がモンゴルで2015年8月20日~21日に実施された。会議には、アジア開発銀行、世界税関機構、同計画会員10カ国の40人の代表者が出席した。
中央アジア地域経済協力プログラムはアジア開発銀行の後援により1996年に開始され、域内経済成長の支援、貿易発展による貧困削減をその主目的としている。
現在、モンゴル、中国、カザフスタン、キリギスタン、ウズベキスタン、アザルベイジャン、アフガニスタン、トルケメニスタン、パキスタンの10カ国が加盟しており、アジア開発銀行、国連開発計画、EBRD、世界銀行、国際通貨基金、イスラム開発銀行などの国際機関の援助で実施されている。モンゴル国は2003年に会員国となった。
同会議では運輸機関の代表等と協議がなされ、会議の効果や意義が大きく上がった。協議は下記のテーマで進められた。
中央アジア地域経済協力プログラムの加盟国間の横断輸送回廊、同地域の輸送機関が直面する問題、その解決方法、国家と民間の間の協力の拡充・恒常化、中央アジア地域経済協力プログラム関連機関および通関手続き業務改善のための計画や事業、一貫した国境通貨制度・手続きの導入、アジア開発銀行支援による「国境通過地点業務の改善プロジェクト」などである。
出所:モンゴル国関税庁