去年の8月に、モンゴル国閣僚会議で、住宅ローンの頭金を物件代金の10%にするという決定が出された。現行の住宅ローンの頭金は30%であり、それをさらに引き下げ10%にし、残りの20%はモンゴル開発銀行が保障するというものである。
但し、この解決策が難航した。その代わりの打開策として、頭金の残りの20%を建築会社自らが保証するという選択肢も浮上したが、それも結局実行に移すことが難しいということで、現行の頭金をそのまま維持することにした。これは今月に入ってからの決定である。
その理由は、結局銀行などにおいてローン返済リスク懸念が浮上したためである。結局は、市民にとって頭金にお金を使ったほうが後の支払いの負担が減る、商業銀行にとってはローンリスクが減り、銀行システムの持続性が維持される意義があり、現行の頭金で行ったほうが無難ということである。
情報元: モンゴル政府広報部
Written by: Nasa
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