6月1日、モンゴルのザンダーフー・エンフボルド国会議議長を団長とする一行が日本に向けて出発した。モンゴル国会議長の日本訪問は3日間続く予定となっている。
一行にはD.ガンバット国会議員・法律常任委員会長、G.バヤルサイハン国会議員・労働大臣、R.ジギジェド閣僚・鉱業大臣、ボヤンツォグト国会議長顧問等の高官が同行している。
一行は訪問の1日目は福島県にある火力発電所を視察した。
同火力発電所は原料の石炭を外国から100%輸入しており、最先端のIGCC技術で電力を生産している。この技術は廃棄物の排気量が少なく、電力生産に必要な燃料の消費が15%省ける効率の高い技術である。この技術の導入は石炭埋蔵量世界10位の豊富な石炭資源を有するモンゴルで十分可能であり、且つ導入が必須な技術でもある。
さらに、今回の訪問では、モンゴル鉱業省と日本経済産業省の間で「クリーン石炭技術移転支援に関する協力覚書」に署名がなされた。この協力覚書への署名は、この先端技術の導入に関する両国間の協力、関連研究の推進、石炭消費効率の向上、ひいてはこの先端技術の完全な導入を可能にしてくれるだろう。
情報元: モンゴル国会事務局広報室
Written by: Nasa
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