モンゴル・ナーダム施設 業務拡充

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競馬は脚が速く、矢は的を射り、力士は力が満ちる”モンゴルナーダム祭

モンゴルでは、毎年7月11日から5日間、モンゴル最大のお祭りナーダム祭が盛大に行われる。競馬、弓矢、モンゴル相撲の3種目をメインに、様々なイベントが華やかに繰り広げられる。

モンゴル民族、伝統的な習慣、文化を表現するナーダム祭はモンゴルのブランドである。このブランドの一層の国際的認知により、モンゴルナーダムの国際的な宣伝がより拡充し、それが外国観光客の誘致に繋がる。他方、伝統的な文化に基づく”モンゴル免疫力”も強化される。グローバル化が進む中、モンゴル文化を維持し、”モンゴル免疫力” を確立することが必要不可欠である。

モンゴル政府は国最大のこの祭りをさらに拡充すべく、様々な取り組みを行い、関連施設の建設工事を進めている。

その一つは、ナーダム祭が行われるメインスタジアムに加えて4年前に新しくできたモンゴル・ナーダム施設だ。同施設はウランバートル市から20キロ離れたフイ・ドローン・フダグに位置する。

同施設建設プロジェクトは、3フェーズで実施されており、第1フェーズは2013年~2020年、第2フェーズは2020年~2030年、第3フェーズは2030年~2040年までとなっている。

施設の総面積は13,600ヘクタール。ここには競馬待機場、弓矢大会場の他、スタジアム、ホテルなどの施設も建設される。今は競馬待機場、弓矢大会場、サイクリング場、スキー場ができており、ナーダム祭の時には、競馬レースを見物するために10万人が来場するまでになっている。

今後はこの施設は年間を通して運営される。つまり、この施設はナーダム祭のみの施設ではなく、サイクリングしたり、乗馬したり、スキーしたりなど、ウランバートル市民が1年中空いた時間を自由に過ごせる憩いの場となるのだ。

そんな中、昨日、モンゴル・ナーダム施設を運営するモンゴル・ナーダム国有企業がユネスコモンゴル国家委員会と協力覚書を締結した。その目的は、ユネスコに登録されているモンゴルの文化遺産を「モンゴル・ナーダム」国有企業を通して宣伝し、データバンクを拡充し、職員の能力を向上し、講習会・セミナーを開催することである。

モンゴルのナーダム祭は何世紀もの歴史を有するモンゴルの伝統的な大きな祭りでありながら、モンゴルを海外に宣伝し、観光客を誘致する大きな機会でもある。よって、ユネスコとの協力はモンゴルナーダム施設の拡充に大きな役目を果たすだろう。

 

情報元: 首都知事事務所広報部

Written by: Nasa

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