3月15日の閣僚会議で銅濃縮工場設立の件が審議され、可決された。
工場の立地はモンゴルの南ゴビ県都ハンボグド村の領土で、世界最大銅鉱山の一つオユ・トルゴイ鉱山の近くである。原料や輸送、電力などの生産費が少ないなどのメリットが大きいため、この立地にしたという。
同工場の総株式の10%を下回らない額をモンゴル政府が所有することになっており、投資家の選定や投資家との契約締結などは鉱業・重工業大臣が担当になる。
工場の生産キャパシティは、年間100万トンの濃縮銅で、稼働開始時期は2020年とされている。
オユ・トルゴイ鉱山の稼働期間は95年とされており、よって同工場はこの長期間で稼働可能になる。オユ・トルゴイ鉱山には、銅の他、金や銀などの貴金属も埋蔵されており、銅の濃縮でこれらの貴金属の加工も可能になるという。
オユ・トルゴイ鉱山の銅の濃縮により、年間約20億$の資金を国内で生み出せるというシミュレーションが出ている。
情報元: モンゴル内閣広報室
Written by: Nasa
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