モンゴルでは巨大恐竜など世界に稀な古生物学的発見物がたくさん発掘されてきた。モンゴルはいわゆる古生物学の天国なのである。
その証拠となるように、モンゴルの首都UB市内には恐竜専門の博物館すら存在する。そこにはモンゴルで発掘された種類に富んだ恐竜スケレトンなどが展示されている。この博物館の恐竜スケレトンは先進国で開催される展示会にも展示されるなどし、モンゴルの恐竜達はスケレトンの姿で現世でも大活躍している。
豊富な恐竜スケレトンをもつモンゴルであるが、密輸で多くの貴重な恐竜関係物品を海外に流出させてしまったという痛い経緯ももつ。モンゴル政府は恐竜スケレトンなどの密輸を阻止すべく、数年前からアメリカと組んで様々な取り組みを実施してきた。その取組は効果を発揮し、多数の恐竜関係物品がアメリカで発見され、モンゴルに返還されてきた。
その第1ケースは3年前のあの名高いタルバザウル・バタールの返還である。その後23の発見物が随時モンゴルに返還されてきたが、今回もまた次の一連の恐竜関係物品が返還されることとなった。
その引渡式がアメリカ、ニューヨーク市、東区裁判所ビルで先日行われた。返還する発見物はアリオラムス頭蓋骨(30万ドルに匹敵)、バクトロザウルスケレトン、子プロトセラトプスのけスケレトン、プシトザウルスケレトン、ハドロザウルスケレテトンなどの貴重なものばかりである。
上記の発見物のモンゴルへの返還業務はモンゴルの古生物学・考古学博物館改革プロジェクトチームが担当している。
情報元: モンゴル教育文化科学省
Written by: Nasa
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