モンゴル、中期的な国際収支の支援を得るため国際通貨基金と協議を進行中

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世界的な地下資源価格の下落や中国経済の縮小により冷え込むこととなったモンゴル経済。世界銀行の最新報告では、2016年のモンゴルの経済成長率は0.1%となっている。そして、2017年には少し上昇し、2.1%になるという予測を立てている。

しかし、最近になってモンゴル経済には明るい兆しが見え始めている。それは2016年の秋以降、世界市場でモンゴルの主要地下資源である石炭や銅の価格が高騰していることである。

しかし、モンゴルは今年、多額の対外債務を返済しなければならない。このような難問を解決するために、モンゴル政府は国際通貨基金の救済措置であるスタンバイ取り決めに乗り出す決定をした。国際通貨基金との協議が数回にわたり進められており、最終協議に向けて準備が着々と進んでいる。モンゴル政府との最終協議を行うために国際通貨基金派遣団は今月20日にモンゴルを来訪することになっている。決着がつけば、モンゴルは中期的な国際収支の支援を国際通貨基金から得ることになる。その時期3月はじめ頃とされている。

モンゴルが中期的な国際収支の支援を得れば、ここ2年間高騰し続けたドルに歯止めがかかり、トゥグルグの価値が高まるという期待が大きく広がっている

2017年はいい意味でモンゴルにとって大きなチャンスの年である。外資資金が再び流入し、経済が活性化していくこと間違いないだろう。また、モンゴル政府やビジネス界の皆さんもここ2年の厳しい試練に学び、それを乗り越え、ほぼ鉱業一色の経済から多様化された経済に方針を切り替え、更なる成長に向けて羽ばたいていくだろう。

 

情報元: モンゴルテレビ

Written by: Nasa

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